「赤点でも平気な顔をしているわが子」
「テストが返ってきても“まぁいいや”と笑っている」
…親としては心配でたまらないのに、当の本人は危機感ゼロ。
こうした状況にモヤモヤしたことはありませんか?
今回は、実際の親子の会話をもとに、「点数を気にしない子」にどう寄り添い、どのように行動を促せばよいのかを掘り下げていきます。
返ってきたテストを見ても平然としている子

また赤点だったんでしょ?ちょっとは焦りなさいよ…

うーん、別に。友達も似たようなもんだし

いやいや、高校入試はどうするの!?

その時考えるから大丈夫だって
――こんな会話、耳が痛い方も多いのではないでしょうか。
親としては「危機感を持ってほしい」と思う一方で、子どもにとっては“まだ遠い未来”の出来事。だからこそ点数が悪くても動じないのです。
「褒めるポイント探し」で変わる親子の空気

でもさ、今回のテスト、英語のリスニングは点数伸びてたね

あー、そこは少し分かったかも

そういうのが大事なんだよ!できることが増えてる証拠だよね

まぁ…そう言われると悪くないかな
ここでポイントになるのは “結果を叱るより、成長を褒める” という姿勢。
子どもは怒られると防御モードになり、ますます点数への関心を失いがちです。逆に、できた部分を認められると自己肯定感が刺激され、「次はもっとやろうかな」という気持ちが少しずつ芽生えます。
改善点は軽く、具体的に

次はどこを頑張る?

うーん…計算ミスかな

じゃあ“計算問題だけは見直す”って決めようか

それくらいならできそう
ここで大切なのは 改善点を一つに絞ること。
「次はもっと頑張りなさい」と漠然と言われても、子どもは行動に移せません。小さなハードルを一緒に設定してあげることで、自分でも取り組める実感を持てます。
成績に無関心な子が抱える「本当の心理」
点数を気にしない子どもの背景には、こんな心理が隠れていることが多いです。
- 失敗の繰り返しで自信を失っている
- 努力しても報われないと感じている
- 「親に怒られる」経験ばかりで、点数=嫌な記憶になっている
つまり、「気にしていない」のではなく、「気にできない」状態に追い込まれているケースが多いのです。
小さな成功体験を積み重ねる

昨日間違えた問題、今日解き直したらできてたよね

うん、それは覚えた

すごい!昨日できなかったことが今日できるって成長じゃん

…まぁ、ちょっと嬉しいかも
この「昨日できなかったことが今日できる」に気づかせるのが親の役目。
テストの点数よりも、学びの積み重ねを意識させることで、子どもの中に「頑張る意味」が生まれます。
親ができる具体的アクション
- 点数で評価しない
→「何点だった?」より「どこができた?」を聞く。 - 改善点は1つだけ伝える
→「全部頑張れ」より「今回は計算問題だけ見直そう」。 - 成長を可視化する
→「できなかった問題ノート」を作り、翌日に再挑戦。 - 小さなご褒美を設定する
→「3日続けられたら好きなデザート」など、達成感を強化。
親も肩の力を抜く

昔の私も、勉強は嫌いだったなぁ

え、そうなの?

うん。でも“できた”が増えるとちょっと楽しくなったよ

…そういうもんか
親が完璧である必要はありません。
むしろ“自分も失敗してきた”という話をすることで、子どもは安心し、構えずに勉強と向き合えるようになります。
子どもに危機感を持たせるのではなく「成長を気づかせる」
点数が悪くても本人が気にしない――そんな状況は親にとってつらいものです。
でも、叱って危機感を与えるよりも、 「できたところを褒め、小さな改善を一緒に積み重ねる」 ほうが、子どものやる気スイッチは確実に入りやすいのです。
そして、こうした日々の積み重ねをより効果的に支えてくれるのが オンライン学習塾。
実際に利用してみて意外だったのは、
- 家庭学習の習慣づけを先生が一緒に管理してくれる
- 小さな成功体験をその場で褒めてくれるので子どもが前向きになる
- 親が言わなくても学習の流れを作ってくれる
といった点でした。
「うちの子にも必要かも…」と感じたら、まずは気軽に無料体験を利用してみるのがおすすめです。
子どもとの相性やサポート体制を実際に体験でき、無理な勧誘もないので安心。
「点数」ではなく「成長実感」で子どもの学びを支える。
その第一歩を踏み出すサポートとして、オンライン塾はとても心強い存在になります。



