
またゲームばっかり……
中学1年生の息子、息子が部屋にこもるたびに、私の心にはモヤモヤとした雲が広がります。

ねぇ、今日、勉強したの?
つい、そう声をかけると、返ってくるのは決まって「これからやろうと思ってたのに」という不機嫌そうな返事。
中学生の子どもに「勉強しろ」と言わないようにしたいのに、つい口をついて出てしまう。
その結果、親はイライラ、子どもは反発……まさに悪循環です。
私自身、まさにこの無限ループにハマっていました。でも、あるきっかけで、この悪循環から抜け出すことができたのです。
今日は、私が実践した「ある方法」と、その効果について、息子とのリアルな対談形式でお伝えします。
勉強しろと言わないで中学生が自ら勉強する「魔法の言葉」とは?

最近は『勉強しなさい』って言われなくても、宿題をやるようになったよね?

うん。だって、前みたいに“いまやろうと思ってたのに!”ってケンカになるのが嫌だったし…

あの頃はお互いにしんどかったよね。つい『勉強しろ』って言っちゃってた。

でも、ママが“今日はどんなこと学校で習ったの?”って聞いてくれるようになってから、話しやすくなった。
ここで気づいたのは、子どもにとって「勉強」という言葉そのものがプレッシャーになっているということ。
魔法の言葉は、「勉強」という単語を避けて、学校や日常の会話を入口にすることだったのです。
親子バトル解消!「勉強しなさい」を言わないで成績を上げる方法
中学生は「自分で決めたい」という気持ちが強い時期。
「勉強しろ」と言えば言うほど、自分の自由を奪われたように感じ、反発が生まれます。
そこで試したのが、選択肢を渡す声かけ。

宿題、何時からやる予定?

うーん、7時くらいかな。

OK、それまでにご飯食べちゃおうか。
こうして子どもに「選ばせる」ことで、自主性が芽生えるのです。
もうイライラしない!子どものやる気を引き出す3つのステップ
- 禁止ワード「勉強しなさい」を手放す
→ プレッシャーよりも「選択肢」を意識。 - 「できたこと」を具体的に褒める
→ 「昨日より早く取りかかれたね」など、小さな成功体験を言葉にする。 - 勉強できる環境を整える
→ 散らかった机を片づけるのではなく、「机の一角だけを勉強ゾーン」にして取りかかりやすくする。
自律学習の第一歩!親がすべき「環境づくり」と「声かけ」のコツ

前はリビングでダラダラやってたけど、今は机の端にノートを置くだけでスイッチ入るよね。

うん。全部片付けろって言われると面倒くさいけど、“ここだけ空けとけばOK”って言われると気楽。

声かけも、前は“早くやりなさい”ばっかりだったけど、今は“昨日より早く始められたね”って言うようにしてる。

それ、ちょっと嬉しいんだよね。
やる気は「押しつけ」ではなく「認められること」で伸びていきます。
「勉強しろと言わない」声がけのコツ
「勉強しなさい」という言葉をやめたあと、私が意識したのは「小さなことを褒める」ことでした。
たとえば、教科書を開いただけでも「お、もう始めたんだね」と声をかける。すると息子は「まだ書いてないけど…」と照れながらも、机に向かう時間が少しずつ増えていきました。
実際、「頑張れ」や「早くやりなさい」という言葉は、子どもにとってプレッシャーになりがちです。
でも「昨日より早く始められたね」とか「ここまで進んだんだ、すごいじゃん」というように、比較対象を兄弟や周りではなく“昨日の自分”にすると、子どもは安心して前向きに取り組めます。
ママ友の中には、「一緒に振り返る時間を作ったら効果があった」という人もいました。
「今日、どこまでできた?」と軽く聞くだけでも、“認めてもらえている”感覚につながるそうです。
大げさな励ましよりも、日常の小さな声がけが子どもの自信を育てるカギになるんだと、実感しています。
ダメな声がけ例 vs 良い声がけ例
- 「まだ全然終わってないの?」 → 「最初の一問クリアできたね、いいスタート!」
- 「また同じところでつまずいてるじゃん」 → 「ここまで自分で考えたのすごいね、あとちょっとだね」
- 「そんなことも知らないの?」 → 「ここは新しく習ったところだから難しいよね、一緒に見てみようか」
- 「集中力ないなあ」 → 「5分でも机に向かえたのはエライよ、次は10分挑戦してみる?」
- 「成績悪いと困るよ」 → 「次のテストで“これだけは頑張りたい”って思う科目ある?」
- 「早くやりなさい!」 → 「もう机に向かってるんだね」
- 「お兄ちゃんはできたのに」 → 「昨日より進んでるじゃん」
- 「なんでできないの?」 → 「ここまではできたんだ、いいね」
このように「否定」から「認める+提案」へ変換すると、子どもは“ダメ出しされてる”感覚から、“応援されてる”感覚に変わります。
こうした違いを意識するだけで、子どもの表情も行動も変わっていきます。
【体験談】「うちの子、変わったね」と言われた理由
ある日、ママ友から驚いたように言われました。
「最近、息子くん、勉強に向かうのが自然になったよね。どうしたの?」
その瞬間、ハッと気づいたんです。
実は私、以前は毎日のように「勉強しなさい!」「宿題は?」「ゲームはもうやめなさい」と言い続けていました。けれどそのたびに、息子はムッとした顔をして、結局はダラダラと机に向かうだけ。親子の空気も悪くなり、私自身もイライラする日々でした。
でも思い切って、“勉強しなさい”をやめてみたんです。
代わりに、声かけを
- 「今日はどこまで進んだの?」
- 「昨日よりちょっと速くできたね」
など、小さな変化を認める言葉に変えてみました。すると不思議なことに、子どもが自分から「じゃあ、今日の分やっちゃおうかな」と言い始めたんです。
最初は半信半疑でしたが、1週間、2週間と経つうちに、机に向かうまでの時間が短くなり、気づけば「勉強は自分のこと」として動けるようになっていました。
そして、その成果を一番に気づいてくれたのがママ友の一言。
「本当に変わったよね。前は“やらされてる感”が強かったのに、今は自分から取り組んでる感じがするよ」
親がほんの少し関わり方を変えるだけで、子どもの学習態度がここまで変わるなんて…。私自身も驚きましたし、「無理に言わなくても大丈夫なんだ」と心から実感できた瞬間でした。
まとめ
中学生の保護者であれば、一度は経験する「勉強しなさい」問題。
口にするたびに、親子関係にヒビが入るような気がして、心が痛みますよね。
でも、安心してください。解決策は必ずあります。そしてそれは、「勉強しろ」と言い続けることではありません。
今回ご紹介したように、子どものやる気を引き出し、自立した学習者を育てるための鍵は、親の「関わり方」にありました。
解決の糸口はここに
「親が変われば、子どもも変わる」――そう分かっていても、いざ日々の声かけとなると悩みは尽きませんよね。でも、すべてを親が背負う必要はありません。
親の役目は「声がけ」で子どもの気持ちを支えること。そして「勉強を教える」部分は、プロに任せればいいのです。
オンライン学習塾なら、子どもの理解度やペースに合わせて、最適な学習プランを提供してくれます。
親は「頑張ってるね」「次はどこをやる予定?」と声をかけるだけで十分。
学習の具体的な進め方や苦手克服は、専属のコーチに任せられる安心感があります。
「勉強しなさい」と言わなくても、家庭での声かけと塾でのサポートがかみ合えば、子どもは自然と“自ら学ぶ力”を伸ばしていけます。

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