「宿題やったの？」と聞くと、返ってくるのは「あとでやる〜」の一言。
でも、気づけば夜11時になって泣きながら宿題を始める…。
これは多くの中学生とその親が直面する「宿題後回し問題」ではないでしょうか。
今回は、我が家で実際に起きていた“やるやる詐欺”の様子と、それをどう解決したかを親子の会話を交えながらお伝えします。
宿題後回しの「あるあるシーン」
ほら、帰ってきたんだから宿題やっちゃいなさい
うん、あとでやるから〜
（あとでっていつ!? どうせ寝る前に泣くくせに…）
その日の夜11時。
やばい…宿題終わってない…（泣）
この流れ、ほぼ毎日繰り返されていました。
正直、親としても毎回声をかけるのがストレスでしたし、子ども自身も寝不足になって翌日の集中力に影響が出ていました。
なぜ宿題を後回しにするのか？
後で本人に聞いてみると、理由は意外にシンプルでした。
だって帰ってすぐは休みたいんだもん
でも、結局あとでやるの大変でしょ？
…わかってるけど、ついYouTubeとか見ちゃうんだよ
つまり「休みたい欲」と「誘惑に弱い性格」が組み合わさって、後回しが習慣化していたのです。
我が家で実践した解決法
そんな毎日に疲れてしまった私は、ある日思い切ってルールを変えることにしました。
今日からルール！宿題は帰ってきてから30分以内に始めること！
えぇ〜！無理！
最初は当然抵抗がありました。
でも「30分以内に“始めるだけ”でいい」とハードルを下げたのがポイントでした。
「帰宅後30分ルール」の実際
最初の1週間は、声をかけて一緒にタイマーをセットしました。
- 帰宅 → 着替え → 水分補給 → 机に座る
- タイマーで30分以内にスタート
- 終わらなくても“始めたら合格”
これを徹底しました。
すると、次第に子ども自身が「先にやった方がラク」と気づき始めたのです。
親子の会話の変化
宿題どうする？
もうやったよ！
最初の頃は考えられなかった返事が返ってくるようになりました。
実際に“後回しの地獄”を何度も経験しているからこそ、早くやったほうが得だと実感できたようです。
習慣化のコツ
私が実践して感じた習慣化のコツは以下の3つです。
- ハードルを下げる
「全部終わらせる」ではなく「始めるだけ」でOKにする。 - ルーティンに組み込む
帰宅後の流れに自然に組み込み、迷わず行動できるようにする。 - 小さな達成感を積み重ねる
「今日は守れたね！」と褒めて自己効力感を高める。
宿題の後回し癖は、多くの中学生がぶつかる壁です。
しかし、ちょっとしたルール作りや習慣化の工夫で、大きく改善できることを実感しました。
まとめ
- 宿題を後回しにするのは「性格」ではなく「習慣」の問題
- 「帰宅後30分以内に始める」ルールで改善しやすい
- 習慣化には小さな達成感とルーティン化がカギ
後回しの癖は、一度仕組みを作れば変えられます。
もし「うちの子も同じ！」と感じたら、ぜひ試してみてくださいね。
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